親切な白い犬

漫画を愛す白い犬の感想置き場です

【脱出ゲーム】魔王城からの脱出【ネタバレなし感想】

 

脱出ゲームとは、謎を解いて部屋を脱出することがクリア条件の参加型ゲームです。

色々な形態があるみたいですが、私が参加したのは一回の公演?に10人まで参加できるもので、各々役割があり、誰一人として不要感がなく、一人一人に見せ場のある最高のエンターテイメントでした。あの興奮とときめきを忘れないように感想を記しておきます。

 

⚠︎脱出ゲームはその特性上、ネタバレしてから参加することはできません。生涯に一回しかそのエンターテインメントは体験できません。ここでは具体的なネタバレは書きませんが、読んだ人がどのように捉えるかは読んだ人にしかわからないので、閲覧は自己責任でお願いします。

以下はホームページ上で公開されている情報と、私の個人的な感想までに留めます。雰囲気や心がけ程度の話、概念も見たくない方は見ないでくださいね。

 

魔王城からの脱出

私はドラクエが大好きで全作品プレイしており、探索も隅々までするし、レベル上げも苦ではないタイプ。一時間の制限時間の中で全ての謎を解けるかというクリア条件を前に、参加一週間前くらいから謎解きの練習問題を予習して挑むほどワクワクしていました。

参加者はAmong us友達で初対面の人が4人、3人は高校の時の友達で、久しぶりに会うために京都に宿を取って参戦しました。

当日の朝、私たちだけで7人のチケットを取っていたので、3人だった空きが2人に。誰か一人で参戦してくる!すごく謎解きが好きな方なのかな!?と盛り上がっていました。これはね、のちにわかりますが一人で参戦、全然アリです。全く問題なく楽しめます。その時は私も謎解きが初めてなこともあり、一人参戦すごいなあ勇気あるなあと思っていましたが、それでも楽しめるシステムが確立されていたので、大丈夫だと私は思います。(責任は取りません)

 

ドアを入り、靴を履き替えるように案内されます。コロナ対策もあり、手袋も装着するように言われます。

「装備は身につけましたか?」

ここでドラクエ好きの私、ブチ上がります。

初期装備来たァー!

私は今勇者なんだという自覚が芽生え、案内してくれるお姉さんの説明を聞いて、どの役職をするかを選びます。役職は10あり、10人に満たない参加者の場合、兼任します。最小敢行人数が2人なら役職5になるのかな。

 

役職は魔法使い、踊り子、盗賊、魔物使い、戦士で全員が勇者の勇者パーティーです。常に勇者扱いされます。アイテムで棒状のものが持ちたかったので魔法使いか戦士をやりたいな〜と思って調べてから行ったのですが、謎解きが大変すぎてみんなそっこーテーブルや隅においてました。全然持ち歩かねえ。必要な時以外は紙とペンの方が持ちます。

結局剣持ちたい!とかは言えず、目の前に来た職業カードを取って私は踊り子をやったのですが、踊り狂いすぎて帰りは腰がズタボロでした。あと謎の情報の共有が大切になって来るので、大きい声出しすぎて喉がカラカラになりました。

 

謎の量、多いと思います。これで終盤かな?と思ったところからクリアまで結構ある。なので時間配分が大切というか、かなり駆け足でないと難しそうな感じでした。GMに当たる人も私たちの進行が遅いので焦ってたぽかった。

とりあえずわかんないことは置いておいて、わかるとこからやっていくしかない。

全力で楽しむためには受け身ではなく、能動的に動いた方が良いです。

私は3500円の元取ったるぞという強い思いで、時折のちに恥ずかしくて悶え苦しむことになるオタクムーブをかましながら参加しました。

 

結果、脱出はできませんでした!

クライマックスというか、この物語の「サビ」までは到達することができましたが、最後が見えて来たというところでタイムアップ。クリアできなかったチームもエンディングまで解説してもらえるのですが、最後の謎も伏線回収味があるものであり、大満足の公演でした。1回しか体験できないのが勿体ない!これ書いてる今も細かいところは忘れて来てますからね…。

3500円のエンターテイメントを遺憾無く体験することができたと思っています。面白かったーっ

 

解説が終わったら、最初のお部屋に戻ってアンケート書いて終了です。

なんか一つ一つの謎を解いた成功体験と、それを仲間に認めてもらえる喜び、自分の役職の力を使って人に貢献できる喜び、提案や試行錯誤をともにしていく楽しさと、制限時間にわちゃわちゃしたり同じゴールに全員で向かっていく一体感が、本当にこういうゲームじゃないとなかなかできない経験なんじゃないかなと思い、そういった意味でも貴重な体験だったなと思いました。

 

他の脱出ゲームもまたやってみたい。全力でおすすめします。