【感想】明日、私は誰かのカノジョ【最終話ネタバレあり】
最終回に雪と壮太くんの旅行を持ってくるのね〜!いいと思った!
漫画版読んでるとき、え〜言いたいこと全部言っちゃえば良いのにと思ったけど、壮太くんの「今のゆきちゃんが好きなんだ」って言葉って「いやいや、今の私は本当の私じゃなくて君に都合のいい女を演じてるだけなんだからそれを好きって言われても・・・」って感じで本当がっかりするよね。
恵まれた人の持つ想像力のなさと無邪気さが雪みたいな人を傷つける。雪が生い立ちや生育環境をガチで話して、それはすごく勇気の要ることだし相手を信頼してすることなんだけど、そこで「壮太にとっての普通」という価値観の域を出ないまま親の肩持たれたり諌められたりしたら、立ち直れないほど傷つくから、それを乗り越えられるほどの言葉や行動を壮太は結局取れてなかったんだなって思いました。
時間をかけたらわかってくれるかもしれなかったけどね。でも何回も何回も傷つかなきゃいけないのは無理。
傷つかずに生きていくことなんてできないけど、毒親育ちはもう既に打ちのめされているんだよ。小さい頃から、何度も何度も。
一番信頼している人に裏切られ続けてきて、人を信じる余力がない。
本当の雪を見せて、それでも一緒にいたいと言ってくれる保証なんてどこにもないもん。
壮太はずるい。いいとこどりして振られて一丁前に恋愛してる気になってるなんて傲慢なんだよ。壮太くんは壮太くんみたいな人とくっつけばよろし。
でも雪も人生長いから、少しずつ自分のことを昇華させて行けたらいいなと思った。
ただ今じゃなかっただけ。今は大学行きながら生きていくので精一杯だもんね。
リナ、モデルになってたけどリナも間違いなく家庭環境やばめの人間だと思うから頑張って欲しい。本人も気付いてもいないかもしれないけど。でも普通の女はパパ活とかしないんすよ・・・
あやなはこれからどうするんだろう。価値観を変えるほどの強烈な存在に出会えればいいな。
私は「この価値観は私を幸せにするか?」って観点から物事を考えてる。
あやなはブスの時代から容姿で全てのランクが決まる業界に行ってしまってるの。本来そんな環境には行くべきじゃない。「ブスであることは悪い」と思ってしまっている人が整形や男に依存していく。ブスであることは本来悪いことではない。ただ自分が「悪いことだ」と思っているだけ。
この世に真実などはない。無数の解釈があるだけ。
あやなはその解釈で自分を苦しめている。美しくなることは悪いことではないと私は思っているけど、それは前向きでポジティブな理由であった方が幸せを感じられるはず。
その人が今「そう」であることはそうしないと生きてこられなかったからなので、あやなももちろん悲しみ傷ついてきたからこそその価値観が形成されてしまったんだよね。
でもあやなの思いやりがあるところ、容姿の悩みに共感するところはとても美しいと思ったので私はあやなが好きです。
ゆあと萌の離別は痺れました。
そうです。住む世界が違う人とは結局相入れないのです。残念
#明日、私は誰かのカノジョ