親切な白い犬

漫画を愛す白い犬の感想置き場です

【感想】明日、私は誰かのカノジョ【ドラマ版10話までネタバレあり】

ディズニープラスにて視聴

漫画版がすごく好きで、欠かさず読んでいるのでドラマ版も観てみました。

現在10話まで観ての感想です。ちょっと辛口かも。好き勝手に気になったことだけ。とにかく原作が好きで映像よりも文字が好きなので…

 

あやな役の人はすごく合ってると思った!元アナウンサーさんなんですかね?テレビ全然見ないのでわからなかったけど、私的にはあやなと正之さんはピッタリだったので良かった。

えーこのシーンはこのコマ割りだったから大きく写して欲しいのに〜!みたいなことが多いんだけど、OPとEDの挿入がすごく良いので曲を楽しみに見てる。

特にエンディングはアスカノの雰囲気に合ってて好きです。夜職や整形、アングラな世界を覗いてる感じが…

この作品やパパ活界隈見てると異文化でおもろ〜となるのですが、これ普通じゃないからね。SNSとかって見たい情報に浸かりやすいシステムになってるんだから、いつしか全女性がそうであると錯覚してしまってる人もたまに見るので、自分も含め気をつけなとなと思いつつ。

 

原作であんなに毎週楽しみにサイコミ開いてるのに、ドラマにすると風のように過ぎて行ってしまうなぁ。映像の方が情報量が多いからかな。漫画版も基本縦3コマのwebで見栄えする漫画ですからね。

ゆあてぁ役の子かわいい。あのブチギレ方は元メンヘラとしても身に覚えあって良かった。

でもはるぴと萌は特にちょっと滑舌が悪くて聞き取りにくいなぁと思うことがある。雰囲気は合ってるけどね。このドラマ全体的に聞き取りにくい気が…

原作者さんのをのひなお先生も言ってたけど、萌が前の主人公と街で入れ替わるシーン…誰とだっけ、何話かも忘れた…今確認したけど見つけられなかった…そこの演出良かった。

トラップのみっこと豪くんもピッタリだと思った!

ストーリーは漫画通りだから良いとして、ドラマだから演技の方に注目してしまうんだけど、やっぱり「声の聴きやすさ」みたいなものは大事なのかなと思った。私が発声が聞きやすいなと思ったことがあるのは松嶋菜々子さんと広瀬すずさん。声質もあるのかな。邦画ドラマだとJINがやっぱり一番大好きなのですが、その時にはあまり聞きにくいなと思わなかったので…

 

ストーリーへの言及になるけど、夜職やってる子や依存症になる人ってほぼ間違いなく家庭環境悪い子が多いので、この子たちの姿は自分も他人事ではないなと思って見てしまう部分ある。

明日誰かの彼女になるって仕事をしてる子は容姿はいい子が多いの。なんでかって母親も綺麗で淘汰されなかったからだよ。だから家庭環境悪い負のループが終わらねぇんですよ。

家庭環境いい系の作品を見てると辛くなるので、アスカノは大好き。漫画版のコメント欄も識者が多くて面白いので、原作未読の方はおすすめですよ。

【脱出ゲーム】魔王城からの脱出【ネタバレなし感想】

 

脱出ゲームとは、謎を解いて部屋を脱出することがクリア条件の参加型ゲームです。

色々な形態があるみたいですが、私が参加したのは一回の公演?に10人まで参加できるもので、各々役割があり、誰一人として不要感がなく、一人一人に見せ場のある最高のエンターテイメントでした。あの興奮とときめきを忘れないように感想を記しておきます。

 

⚠︎脱出ゲームはその特性上、ネタバレしてから参加することはできません。生涯に一回しかそのエンターテインメントは体験できません。ここでは具体的なネタバレは書きませんが、読んだ人がどのように捉えるかは読んだ人にしかわからないので、閲覧は自己責任でお願いします。

以下はホームページ上で公開されている情報と、私の個人的な感想までに留めます。雰囲気や心がけ程度の話、概念も見たくない方は見ないでくださいね。

 

魔王城からの脱出

私はドラクエが大好きで全作品プレイしており、探索も隅々までするし、レベル上げも苦ではないタイプ。一時間の制限時間の中で全ての謎を解けるかというクリア条件を前に、参加一週間前くらいから謎解きの練習問題を予習して挑むほどワクワクしていました。

参加者はAmong us友達で初対面の人が4人、3人は高校の時の友達で、久しぶりに会うために京都に宿を取って参戦しました。

当日の朝、私たちだけで7人のチケットを取っていたので、3人だった空きが2人に。誰か一人で参戦してくる!すごく謎解きが好きな方なのかな!?と盛り上がっていました。これはね、のちにわかりますが一人で参戦、全然アリです。全く問題なく楽しめます。その時は私も謎解きが初めてなこともあり、一人参戦すごいなあ勇気あるなあと思っていましたが、それでも楽しめるシステムが確立されていたので、大丈夫だと私は思います。(責任は取りません)

 

ドアを入り、靴を履き替えるように案内されます。コロナ対策もあり、手袋も装着するように言われます。

「装備は身につけましたか?」

ここでドラクエ好きの私、ブチ上がります。

初期装備来たァー!

私は今勇者なんだという自覚が芽生え、案内してくれるお姉さんの説明を聞いて、どの役職をするかを選びます。役職は10あり、10人に満たない参加者の場合、兼任します。最小敢行人数が2人なら役職5になるのかな。

 

役職は魔法使い、踊り子、盗賊、魔物使い、戦士で全員が勇者の勇者パーティーです。常に勇者扱いされます。アイテムで棒状のものが持ちたかったので魔法使いか戦士をやりたいな〜と思って調べてから行ったのですが、謎解きが大変すぎてみんなそっこーテーブルや隅においてました。全然持ち歩かねえ。必要な時以外は紙とペンの方が持ちます。

結局剣持ちたい!とかは言えず、目の前に来た職業カードを取って私は踊り子をやったのですが、踊り狂いすぎて帰りは腰がズタボロでした。あと謎の情報の共有が大切になって来るので、大きい声出しすぎて喉がカラカラになりました。

 

謎の量、多いと思います。これで終盤かな?と思ったところからクリアまで結構ある。なので時間配分が大切というか、かなり駆け足でないと難しそうな感じでした。GMに当たる人も私たちの進行が遅いので焦ってたぽかった。

とりあえずわかんないことは置いておいて、わかるとこからやっていくしかない。

全力で楽しむためには受け身ではなく、能動的に動いた方が良いです。

私は3500円の元取ったるぞという強い思いで、時折のちに恥ずかしくて悶え苦しむことになるオタクムーブをかましながら参加しました。

 

結果、脱出はできませんでした!

クライマックスというか、この物語の「サビ」までは到達することができましたが、最後が見えて来たというところでタイムアップ。クリアできなかったチームもエンディングまで解説してもらえるのですが、最後の謎も伏線回収味があるものであり、大満足の公演でした。1回しか体験できないのが勿体ない!これ書いてる今も細かいところは忘れて来てますからね…。

3500円のエンターテイメントを遺憾無く体験することができたと思っています。面白かったーっ

 

解説が終わったら、最初のお部屋に戻ってアンケート書いて終了です。

なんか一つ一つの謎を解いた成功体験と、それを仲間に認めてもらえる喜び、自分の役職の力を使って人に貢献できる喜び、提案や試行錯誤をともにしていく楽しさと、制限時間にわちゃわちゃしたり同じゴールに全員で向かっていく一体感が、本当にこういうゲームじゃないとなかなかできない経験なんじゃないかなと思い、そういった意味でも貴重な体験だったなと思いました。

 

他の脱出ゲームもまたやってみたい。全力でおすすめします。

 

【感想】ハズビンホテル【ネタバレ】

HAZBIN HOTEL 地獄育ちのチャーリー


ハズビンホテルはアメリカのインディーズアニメです。

話題になってた時に、見方がわからなくてスルーしてたのですが、悪役───ヴィランズの作品にハマったので(映画のジョーカーとかソシャゲのツイステとか)気になったので調べてみてみました。

今現在どこかの会社から配信されてるわけではなく、パイロット版の一話が31分ほどの長さ、内容でYouTubeで観られるのみです。

同じ世界観を共有しているが、登場人物が被らないヘルヴァボスは全7話、YouTubeで配信されています。

人気が止まらず、有志が日本語の吹き替え版を作り、それが公式にも認められて収益が原作者に渡るようになっているようです。私は無断転載は本当にクリエイターの努力を踏みにじる行為だと思っているので、こういうシステムは観てる方も安心で嬉しいです。


www.youtube.com

 

この何とも言えない魅力、一瞬で世界に引き込まれる絵面、斬新なストーリー、病みつきになるアングラ感。言葉では言い表せないのですが、気づいたら何回も観てしまう不思議な魅力があります。私も気づいたら一日中アラスターのこと考えたりしてました。

 

地獄は深刻な人口過剰問題を抱えており、365日に一度天使が虐殺しに来ます。

え、何そのストーリー。怖いよ。天使が殺しに来るのかよ。

運良く生き残っても、地獄の住人に救済などはなく、まぁまぁすぐ死ぬし、みんな人間性が良くない人々ばかりです。

下ネタもバンバン飛び出して来るので苦手な人は見られないと思います。ヘルヴァボスも無理です。

 

日本語吹き替えが声優さんじゃなくて嫌って人も見かけたけど、私は全然違和感なかったし、むしろ上手いなぁと思いました。歌もいいし、日本語版と英語版を延々ループ。

たまにチャーリーが悪魔っぽくなるのカッコよくてすごい良い。可愛くて正義感もあり前向き、なのに時々やっぱりこの子は地獄生まれなんだなってちょっと怖く感じるの。

惹きつけられるっていうのは感情を揺さぶられるってことだと思ってるので、「もしかしたらこの子は怖い子なのかもしれないな」って感じさせるのは勝ちだなって思います。だから恐怖とか、驚きとかはエンタメたり得る。

そう、それはつまりアラスターってこと。

アラスターって怖いんですよ。何考えてるのかわからないし、自分の揺るがない価値観があるから地獄きたんやな(笑)っていうのがよく分かります。「傷つけようと思ってるなら、とうにやってるさ…」のとこ大好き。この魅力を分解してみるとそれは非日常とか、人間味がないってことなのかなーって思いました。

「贖罪は生きている時だけすることができるんだ」って本当そうだろうなと思いますし。エンターテイメントの追求に一途なんですよね。他のどんなものがおざなりになったとしてもそれだけは譲らない。

造形、デザインも魅力的。

バイキンマン的存在、サーペンシスも好きです。

HAZBIN HOTELは既に配給会社に買い取られているようなので、公式の次の動きに期待したいですね。

【感想】呪いの子【ネタバレ】



呪いの子を読みました。

面白かった〜!スコーピウスが好きです。

脚本形式も全然気になりません。ストーリーが面白いから。

 

端的に言えば、子育ての話。ハリーは自分がしてもらえなかったことを子供にしてあげたいと思うんですよね。それは一見いいことだけど、問題はそれが自分のためなのか子供のためなのかどちらなのかということ。

自分の気持ちを優先するのではなく、子供が必要としていることはなんなのか考えることが大切だなぁと思います。子育てって本当にオーダーメイドなんですよね。しっかりと相手を見ていることが大切なのに、相手ではなく自分を見ていることが往々にしてある。

兄のジェームズではなく、次男のアルバスが主人公なのが面白いなと思います。ジェームズは軒並みハリーの思うように育ったんでしょうね。グリフィンドールだし。その成功体験があるから、よりアルバスの歩む道は険しくなった気がします。JKローリング、さすが非凡……。

 

話は飲み物のようにゴクゴク読めちゃうのですが、面白い人にスポットが当たっていました。

それはホグワーツ特急の車内販売のおばさん

ワ〜!ヤッタ〜!って思いましたもん。こういう一話から出てきたモブが実は…みたいなのすごく好きだし、魔法の世界観を感じさせられたしクスッときました。

アルバスは好感が持てる少年だし、呪いの子はハリーの評価がだだ下がりにならないか心配なほどハリーがやらかすので、今まであんなに応援していたハリーをちょっと嫌いになるのが辛い。

スコーピウスもいい子です。アルバスとスコーピウス、仲がいいのは素晴らしいことなのに、親の感情を子供の人間関係に持ち出すのは良くないなあと思いました。

でもスコーピウスの噂、ドラコにとってはめちゃくちゃ辛いんじゃないかと心配。みんなちょっとはドラコの身にもなって考えてあげてよお!

ドラコの方がどちらかというといいお父さんやってたね…しかもお母さんの病気の関係で一人っ子だし。

 

スネイプ先生出てきたのとか、ファンにはたまらなくないですか?しかもこれが正史ではないのに納得して協力してくれるなんて人間出来過ぎではと思いました。舞台版ではキャストも伏せてあるのかスネイプ役が見当たらなかったので、前情報なく観てスネイプ出てきたら嬉しい人もいるんじゃないでしょうか。

まさにバタフライエフェクトで物語が進んでいき、正史とは違う人と結婚してるのも面白かったです。ハーマイオニーランボーみたいになってたり、ロンが他の人と結婚してたり、でも生まれなかった子供のことを考えたら物語とはいえ悲しいですね。

戦争でヴォルデモートが勝利していたら暗い未来が待っていたということで、スネイプ先生はうまく立ち回っていたみたいですが、そんなポッと出の誰だかわからない子供の話も真剣に聞いてくれるなんて、さすが俺たちのスネイプ先生。

厨二病なのでスリザリンの蠍王スコーピウスもかっこいいなあと思って読んでました。サソリ王。力の強い者が全て、支配と暴力、な世界観で王になるの相当有能なのでは?まあそっちはそっちでいいけど、正史のいろんな挫折を経験したドラコの元で真っ直ぐに育ってくれたスコーピウスは友達思いのいい子で良かったと思います。それはドラコにとっても、アルバスやハリーにとってもいいことだったはずです。

 

ハリーは自分の経験に基づいて判断し、アルバスにスコーピウスと仲良くするなと言いますが、それはアルバスにとって辛いことです。というかお兄ちゃんには透明マントあげるのに、弟にはボロボロの毛布かい!ってめちゃくちゃ思いました。ちょっとハリー自分に酔ってるなぁと思ってたところに、アルバスが絶対要らないであろう毛布を渡して来るって自己陶酔的だし独りよがりも甚だしい。

毛布のエピソード自体は感動的だし、それがハリーと心の繋がってる人物とか、ファンとかなら嬉しいかもしれないけど、父に不信感持ってる子供だよ。ハリーには毛布に感動の涙を流して喜ぶアルバスしか見えてなかったし、それしか認める気がなかった。そんな態度が、アルバスを余計に悲しくさせたのではないかな。

まあその毛布が名探偵コナンばりのトリックを見せて来るんですけど…

車内販売おばさんやタイムターナーといい、生まれた時包まれていた毛布といい、原作で存在する小ネタを活かしてくるところはオタクとしては嬉しいですね。

まさかセドリックが悪の道に走るとは思わなかったけど。環境って大事ですね。自分の倫理に殺された男、セドリックディゴリーが救済されるならそれも嬉しかったですが。

 

育児って自分を見つめ直す機会だなと思うので、ハリーは本当アルバスへの対応が最悪すぎたと思うけど、結局はハリーという人間の成長にもなっていたのが良かったです。完全無欠な人間なんていないのだから。

 

そして最後の家系図を見て、あ〜ポッター家は結構名門なんだなあと思いつつ親戚になったウィーズリー家を見てると…あー!ジョージが息子にフレッドって名前つけてる!泣

素敵なお話でした。ありがとう。

【感想】二分の一の魔法【ネタバレ】

ディズニープラスで視聴



控えめに言ってめちゃくちゃ名作で、今までなんで観ていなかったのか。

めちゃくちゃ感動しました。見てよかった〜泣きました。兄のバーリーが好きです。主人公は弟のイアンですね。

 

原題は「ONWARD」。

意味は前進だそうです。イアンが変われるのかというテーマなのかな。最初から二人ともそんな悪い子ではないという印象ですが、冒険オタクの兄と気の弱い弟が父親に会うために冒険するお話。

兄、冒険が大好きなのに魔法が使えたのは自分ではなく弟だったの辛くないのかなと思ったけど、実際はそんなことはなく、魔法の才能がある弟を一生懸命サポートしてくれます。

え、めっちゃいい子じゃない?ハリポタのペチュニアとかダンブルドア先生にお手紙送ってたくらい魔法使いになりたかったのに、リリーだけがホグワーツに行ったからめちゃくちゃリリー嫌ってたじゃんね。そりゃ憧れると思うし、両親の関心がリリーに取られたと感じて辛かったと思う。でもペチュニア、よく考えたらドリル会社の社長夫人だからね。勝ち組だよ。

 

話が逸れましたが、バーリーは自分が魔法使いになりたかったとかはなく、一貫してイアンを応援して自分の知識をもとに的確なアドバイスしてていい子だなって思いました。

それより志尊淳も城田優も全然気づかなかったど、ハリセンボンの春菜はちょっと声優下手なのでは!?と感じた。

お母さんの声なんだか棒読みだなあ、芸能人なんだろうなあ…あれ?これ春菜だな多分…となって集中できなかった。お母さんのキャラは素敵でした。勇者となって剣ブッ刺すとことか最高。

お父さんはどちらかというとお兄さんに似てたんだろうね。特に大学の時のちょっと変な人って印象は。

父さんとの思い出は三つっていうの、あれ素敵だなと思いました。思い出を大切に何度も何度も忘れてしまわないように覚えていたんだね。その後、四つめの思い出が出てくるところもすごくよかった。このシーンに私はグッときたので、この映画好きになりました。興行収入悪かったらしいけど…でももっと話題になっててもおかしくないお話なのになーって思いました。あ、全米では受けてたのか…日本はゲースロも全然話題になりませんでしたもんね…ヴィジュアルかなあ。海外のピクシー感が受け入れられなかったのか。やっぱりトイストーリーのキャラデザは完璧だったのか…

 

マンティコアと会って、ピクシーと戦って、ポリスと戦って、めちゃめちゃいいエンタメしてません?上手いなーって思ったもん。

グウィネヴィアよかった。今作品のMVPじゃないでしょうか?

彼女(?)がいなければ移動もできなかっただろうし、ピクシー達を撃退したのも、ポリスメンを退けたのもグウィネヴィアで、しかも最後もいっちょ役に立ったるかって感じで兄ちゃんと最強のコンビだったな…

兄ちゃん、弟から見て「本当に父さんに会いたいのか?冒険がしたいだけじゃ?」って思われてたけど、自分の大切なものを犠牲にして「俺も会いたいよ」ってぽつりと言ったとこ、良かった。

この話はそんな兄ちゃんが報われるのがすごく良かった。

母には新しいパートナーが既におり、弟は父との記憶がほとんどなく、本当に父親に会うべきは兄だと二人が尊重していたところがもう、涙腺崩壊です。血の繋がりがあって、父親との思い出があるのは兄だけだもんね。

母は父の死を乗り越え新しい彼氏を見つけ、既に前を向いていたのかな。兄は冒険にかまけて、弟は自信をみつけられず、兄弟は前を向けてなかったのかも。だから父に会うことを通して「前進」することができたのかな。

兄が会うべきだと敵に立ち向かい、でもひと目父の姿を見たい…そうやって背伸びするイアンの爪先で、めちゃめちゃ泣きました。

リストを眺めてる時、お兄ちゃんとの思い出が自分を満たしていることに気づくのめちゃめちゃエモくないですか。

本当にいい映画を観ました。名作です。

 

ここは備忘録的に使っていきたいので感想をただただ残します。